なっちゃっう方は、気にできないんですよ。
家族が認知症になっちゃうと、どれくらい手間や金がかかるか?また、そういった要素が不安を煽るか。
考えてみませんか?
食事、運動で予防できるならした方がいいと思うけど。
認知症でかかる経済的負担について
65歳以上の場合、認知症になってしまったら年金を受給できます。60歳以上であれば年金の繰り上げ受給も可能です。
60歳未満での若年性認知症の場合は、収入の柱である方こともあります。
認知症を発症してしまうと、仕事を続けられなくなったり、経済的に苦しい状況に陥ることもあります。
かかる費用としては、治療費や介護サービス費用などあります。
また、本人にかかるお金だけでなく、家族の生活費、子供の学費、自宅や車のローンなども考えておかないといけません。
認知症でかかる経済的負担について
治療費
介護サービス費
高齢者でも若年層でも受けられる援助とは?
上限が決められ超えると返還される制度
自己負担の軽減が出来る制度
若年性認知症患者への援助
自立支援医療(精神通院医療)
傷病手当金
障害者手帳
障害年金
住宅ローン支払い免除覧
生命保険の高度障害保険金
認知症になると、お金どんだけかかるか?
認知症にかかると、大きく分けて治療費と介護にかかる費用があります。
具体的にどのようなものがあるかみていきましょう。
治療費
介護サービス費用
治療費用
治療の際に、検査を進められることがあります。以下のような検査があります。医療機関によって、さまざまですので、かかりつけの専門医療機関にご相談ください。検査が終わって、認知症を診断されると主に薬物療法が進みます。
治療費用は大きく分けて、「検査費用」と「薬代」です。
診断の際に行われる検査法
認知機能テスト
CT検査
MRI検査
SPECT検査
MCIスクリーニング検査
APOE遺伝子検査
各検査について詳しく知りたい方はこちら!
検査費用の例
・認知機能テスト
長谷川式、ミニメンタルステイト検査などがあります。保険の負担割合によって、100円〜1000円程度です。
・CT検査
脳の形を見るために行われます。1500円〜6000円です。
・MRI検査
脳を水平に輪切りにした画像です。空洞が正常より広がっているなど、異常がみられます。
医療機関によりに多少違いがありますが、1500円〜9000円
/SPECT検査
脳内の血流の流れを見るための検査です。8000円〜30000円
・MCIスクリーニング検査
認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)のための血液検査です。アルツハイマー病の原因と言われる「アミロイドβペプチド」に関する測定ができます。1500円〜7500円
・APOE遺伝子検査
認知症の原因と言われる脳内の「アミロイドβペブチド」の蓄積や凝集に関わる物質のひとつが、APOE(アポリポタンパク質E)です。APOE(アポイー)遺伝子には、ε4(イプシロン4)という種類があり、この遺伝子を持つと3〜15倍も認知症になりやすい統計があります。15000円〜25000円
認知症の検査だけでも以上の費用がかかります。
認知症の薬費用
さらに治療となると薬物療法が主となると思いますが、アリセプト、レミニール、イクセロン、リバスタッチ、メマリーといった薬があります。
1日分として処方される量にもよりますが、1剤300円~500円程度になります。
1ヶ月で1割負担なら1000円程度になります。
認知症以外に病気がある場合は、さらに費用が加算されます。認知症の原因には脳血管障害もあり、脳梗塞などを併発したり、後遺症が残るとそのための治療費も必要となります。
介護サービス費
40歳以上での、若年性認知症は介護保険を受けることができます。
障害者総合支援法との併用については、各市町村に相談する必要があります。
サービス利用料金は1割負担ですが、限度額があり、超えた場合は自己負担になります。受けらえるサービスや限度額は介護度が重くなると高くなります。
認知症では、専門家やサービスに頼らざるをえないケースが多くあります。介護保険サービスの範囲内では、家族が対応することが難しい場合があり、限度額を超えてしまうこともあります。
入所施設の場合は、安価な特養(特別養護老人ホーム)やグループホームでも、介護保険の負担以外に、1ヶ月に10〜20万円程度はかかってしまいます。
個室や食事、環境の質を求めるのであれば、さらに金額が高くなってしまいます。
認知症で、高齢者でも若年層でも受けられる援助
治療にかかった費用が「上限」を超えた場合に、返還される制度
所得によって治療費の負担の上限が決められ、超えた金額が返還されるケースがあります。
返還には以下の制度があります。
医療費控除
高額療養費制度
高額介護サービス
高額介護合算制度
自己負担の軽減が出来る制度
社会福祉法人による利用者負担の軽減制度
各サービスに関しては
社会福祉法人による利用者負担の軽減制度
1月1日から12月31日までの1年間に、支払った医療費が10万円を超えた場合、支払った金額からから10万円又は所得金額の5%のどちらか少ない方を引いたものが控除されます。申請先は税務署で、確定申告をする必要があります。
国税庁
高額療養費制度
医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(歴月:1日から末日まで)で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する「高額療養費制度」(こうがくりょうようひせいど)があります。
上限額は、年齢や所得に応じて定められており、
いくつかの条件を満たすことにより、負担を更に軽減するしくみも設けられています。
高額介護サービス費
各自治体によって多少申請の方法が違うようですが、いかに東大阪市のホームページから引用します。
同じ月に利用したサービスの、自己負担の合計額(同じ世帯内に複数の利用者がいる場合には、世帯合計額)が高額になり、一定額を超えたときは、申請により超えた分が「高額介護(介護予防)サービス費等」としてあとから支給されます。
※要介護度等に応じた支給限度額を超えたサービス利用料、福祉用具購入費、住宅改修費、入所施設での食費・居住費・日常生活費などの利用料は対象外です。
※給付制限を受けている方については、高額介護(介護予防)サービス費等の支給ができない場合があります。
高額介護合算制度
大阪市のホームページより引用します。
高額医療・高額介護合算制度では、医療費と介護サービス費に係る自己負担がある世帯において、1年間(毎年8月から翌年7月末)に支払った自己負担額の合計額が高額になるときは、申請に基づき、自己負担限度額(※下表参照)を超える額が支給されます。
(自己負担限度額を超える額について、医療費と介護サービス費の利用実績に応じて按分し、医療保険から「高額介護合算療養費」、介護保険から「高額医療合算介護(介護予防)サービス費」として支給されることとなっています。)
大阪府
自己負担の軽減が出来る制度
介護保険負担限度額認定証
介護保険施設に入所(入院)又は短期入所された際にお支払いいただく食費・居住費(滞在費)を軽減する。
貝塚市
社会福祉法人による利用者負担の軽減制度
この制度は、社会福祉法人が提供する、以下のサービスを利用する場合、低所得で特に生計が困難である方には、介護保険サービスの提供を行う社会福祉法人の協力で利用者負担が軽減されるものです。
まとめ
様々は制度があり、ぜひ利用すべきですが、それは認知症をはじめ介護サービスをうけないと生活がままならない健康状態になってしまったということ。
まずは、介護の必要がない身体にしておくことが、何よりの対策です!