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認知症・アルツハイマー病

【認知症】予防のための3つの原因と今すぐできる食事内容

ご存知ですか?

認知症を発症するまでに、25年かかると言われています。

25年もかかってしまうだけに「よくなるのは困難」というイメージがあって、できたらなりたくない病気のうちの一つ。

でも、逆に25年かかるということは、対策が十分に期待できるということでもあります。

少し古い統計ですが、厚生労働省の2015年1月の発表によると、日本の認知症患者数は2012年時点で約462万人、65歳以上の高齢者の約7人に1人。2025年には700万人を越えると予想され、65歳以上の5人に1人は認知症と言われています。年齢が高くなるにつれ、リスクが高くなります。認知症の種類についてもっと知りたい方はこちら 

これらの統計から、あなたも認知症のリスクが大いにあるということです。この先、家族の名前を呼べなくなったり、楽しい時間の記憶がなくなったり、人生にとってこれほど悲しいことはありません。

そうならないために、ぜひあなたにも最低限の「ならない」方法を知ってもらいたいと思います。

認知機能とは

主な認知機能

記憶力  ものごとを覚えておき、忘れないよう力。必要な時に情報を取り出すことができる
計画力  状況に応じて的確な計画をすることができる。計画に対して準備、実行できる
注意力  大事なことや必要なことを、意識することができる。集中して持続して行動できる
見当識  日付け、曜日、年月や時刻などがわかる。どこにいるかなどの状況を把握することができる
空間認識力  物体の位置・方向・姿勢・大きさ・形状・間隔など、物体の立体的な情報をすばやく正確に把握、認識できる

認知症とは、これらの機能が慢性的に減退・消失していきます。発症、進行すると日常生活・社会生活を送れなくなってしまう状態のことを言います。

3大認知症とは?

日本の認知症の種類は「アルツハイマー型認知症」「血管性認知症」「レビー小体型認知症」のことであり最も多いのが「アルツハイマー型認知症」です。

アルツハイマー型は60%残りの2つが20%ずつの割合です。

「アルツハイマー型認知症」「レビー小体型認知症」は脳の神経細胞が徐々に減っていく病気で変性疾患と呼ばれています。根本的な治療法がなく、薬によって進行を遅らせたり症状を軽くすることができます。対症療法に過ぎず、根本的な方法はありません。

一般的にアルツハイマー病に効果のある薬がありません。進行を遅らせたり、改善することもできません。ただ、これは日本の医療事情においてです。

日本とは違うアメリカのアルツハイマー事情

アメリカにおいてはアルツハイマー病の原因として次の3つが挙げられています。

脳の炎症
脳に必要な栄養の欠乏
有害物質への暴露

だからこれらの原因をしっかりと観察して、根本の原因を突き止めます。

1.脳の炎症を抑える方法

脳の炎症を起こしてしまう原因は大きく分けて2つ。

①病原体の感染
②糖化したタンパク質やトランス脂肪酸

①病原体の感染について

アルツハイマー病で亡くなった人の脳を解剖すると、中には病原体が見つかります。口のバクテリア、鼻から侵入したカビ、唇からのヘルペスなどのウィルス、ダニの噛み傷からのボレリアなど。

こういった病原体には通常の免疫力を保っていれば、感染しても回復する。しかし、加齢や食事や運動、睡眠などの生活習慣の乱れや、長期間こういった感染にかかっていると免疫力が低下してしまう。
結果として、長い間、感染して炎症が慢性化してしまう。

②糖化したタンパク質やトランス脂肪酸

糖化(糖質の過剰摂取)

砂糖をはじめとする糖質は優れたエネルギー源ではあるけれども、過剰に摂取すると体脂肪に変わってしまい、その際にアディポカインが生成されてしまう。アディポカインは体内のあらゆるタンパク質とくっついてしまい、免疫や内分泌などのタンパク質の機能を失ってしまう。

アディポカインについてもっと知りたい場合はこちら 

アルツハイマーの場合、アミロイドβが脳に蓄積されて、脳の働きを障害します。このアミロイドβを分解する酵素(IDE)はインスリンを分解するための酵素でもあります。

糖の過剰摂取によって、インスリンの抵抗性が上がってしまうと慢性的に血糖値が高くなってしまいます。結果、インスリンの分泌が亢進されます。インスリンが増加するとインスリンを分解する酵素(IDE)は、アミロイドβを分解するためには働けません。それほど、ヒトの体は糖を毒とみなしています。

トランス脂肪酸

トランス脂肪酸は人工の脂質でマーガリンやファーストフードのフライドポテトなどに使われています。トランス脂肪酸は胃腸の壁にダメージを与える。リーキーガット症候群もしくは腸漏れ症候群とも言います。
腸管に穴が空いて、体に害のあるものが体内に流れ込んでしまう。血流に有害物資が乗って、炎症が起きてしまう原因になる。

2.脳に必要な栄養の欠乏

脳の神経の伝達を促す栄養は運動をすると増加します。これを「脳由来神経栄養因子」と言います。

女性ホルモンでもエストラジオールやテストステロンが減少すると認知機能が低下しますので、これらを増やすためにはサプリや栄養素でも改善が可能です。閉経後にはエストラジオールの分泌が減少しますので、認知症のリスクは女性の方が男性よりも高くなってしまいます。

アルツハイマー病や認知症患者の血中ビタミンD濃度は平均値よりかなり低値であり、日光を浴びないなどのビタミンD不足の人の認知症の発症率は平均値の人より70%も高くなってしまいます。

認知症・アルツハイマー病を予防する食べ物と食べかた

3.有害物質の除去

アルツハイマー病の原因であるアミロイドβは水銀や銅などの有毒金属やカビ毒が発生すると、毒性を取り除くために働く。つまり、水銀や銅などが体に入ると、アミロイドが発生しやすくなる。

水銀や銅などの有毒金属が入らないようにするのと、同時に、それらの毒素を排除するような食品の摂取を摂取する。
綺麗な汚染されていない水を摂取して、サウナなどに入り汗をかくようにする。

グルタチオミンとは、体内の有毒物質を排泄する能力の高い物質で、水銀や銅などを体外へ追い出してくれる。そのため、グルタチオミンを減らさないようにすることと、多く含まれる食品を摂取するように心がける。グルタチオミンを多く含む食品にはアブラナ科の野菜がある。ブロッコリー、クレソン、アスパラガス、パセリ、カリフラワー、芽キャベツ、パセリ、ケールなどがある。

認知症の予防にはビタミンなど栄養素が欠かせない科学的根拠

認知症は遺伝によるものもあります。

金沢大学の日本医療研究開発機構のサイトより引用します。

ビタミンCがアポリポタンパクE E4保有女性の認知症リスクを下げる可能性を世界で初めて報告

金沢大学医薬保健研究域医学系脳老化・神経病態学(神経内科学)の山田正仁教授、篠原もえ子特任准教授らの研究チームは、認知症の強力な遺伝的危険因子であるアポリポタンパクE(アポE)E4を有する高齢女性において、血中ビタミンC濃度高値は将来の認知機能低下リスクの減少と関連することを世界で初めて明らかにしました。

とあります。ビタミンCは水溶性のビタミンです。個人によって摂取の量が10倍ほど違う場合があります。まずはご自身に不足しているもの、その量を把握することが必要です。

ビタミンの不足を検査するキットも購入できます。ネット経由なのでプライバシーも保護されます。ご両親や祖父母が認知症だという方は、ビタミンの不足を知っておくことも予防の第一歩だと思います。

ビタミンの検査キットについて詳しく知りたい方こちらからどうぞ。

ビタミン・ミネラル15種類の栄養吸収量がわかる尿検査キット【VitaNote】



とにかく、特効薬や効果的な治療法がない以上、予防第一の認知症。99%の人は「自分は大丈夫」と思っています。でも、日本の認知症患者の人口に対する割合は世界で1番です。

言い換えれば「自分は大丈夫」と油断している人がもっとも多い国と言えます。

認知症予防、軽度認知プログラム

御予約いただいた後、カウンセリングの日時を決めます。カウンセリングにて状況をお伺いします。今後の生活について詳細を説明します。食事の仕方、栄養素の紹介など、まずその日からできることを指導。1ヶ月間は週1ペース。その後は月に2回の通院です。ペースに関しては要相談。

指導内容

食事内容、栄養指導、食事のペース

運動指導(開脚、腹圧トレーニング、予防体操)

睡眠指導


詳細はこちら

杉本接骨鍼灸院

大阪府八尾市恩智中町1-35-1-103

072-943-6521

参考文献

アルツハイマー病 真実と終焉 "認知症1150万人"時代の革命的治療プログラム

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。