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認知症・アルツハイマー病

【認知機能・糖尿病・精子の質】アシュワガンダの12のメリット

アシュワガンダ(ashwagandha)は健康増進には効果が豊富な薬草で、心身ともに効能が期待されています。トラウマや不安、疲労などのストレスへの抵抗や軽減をする効果のある天然ハーブの"adaptogen"として分類されます。

科学的に認められるものでも、血糖値を下げる、コルチゾールを減らす、脳機能を高める、不安や鬱病の症状を軽減するなどがあります。世界では、ハーブ療法、ハーブティーとして用いられている地域もありますが、日本では薬事法により医薬品として指定されています。

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アシュワガンダ(ashwagandha)の12の利点とは?

1.アーユルヴェーダの重要なハーブ

アーユルヴェーダとは、インドの代替医療のことで自然治癒力を高めるために、ハーブなどを使います。アシュワガンダはその中でも、最も重要なハーブの一つです。アーユルヴェーダはストレスを取り除き、本来、体に備わるエネルギーレベルを上げ、そして集中力を高めるためにインドの歴史で長く、3000年以上も受け継がれてきています(1)。

「アシュワガンダ」とは、サンスクリット語で、独特の香りと、馬並みの力を得られることから「馬の匂い」と呼ばれています。植物としては、『Withania somnifera』と呼ばれていて、高麗人参やウィンターチェリーなどとして知られています。高麗人参と違う点は、気持ちを落ち着かせる鎮静作用があることです。

アシュワガンダの植物は、インドや北アフリカ原産の小さな低木です。黄色い花を咲かせます。飲用する粉末は、根や葉から作られます。世界の国々で、さまざまな病気の治療に使われています。

アシュワガンダには、ウィタノリドという成分が高濃度で含まれていて、炎症を抑える作用と、他には腫瘍の増殖を防ぐ効能も期待されています。

2.血糖値を下げることができる

いくつかの研究で、アシュワガンダ(ashwagandha)はインスリンの分泌を増加させることが示されています。インスリン分泌が増加することで、血糖値を下げて、筋肉細胞のインスリン感受性をアップさせる効能も認められています。

また別の研究では、4週間に渡る、統合失調症の人々を対象とした研究では、アシュワガンダを治療に用いた結果、空腹時血糖値が平均13.5 mg / dL下がりました。これはプラセボ群と比べて、4.5 mg / dLも多かった(*1)。

さらに、6人の2型糖尿病患者を対象とした研究では、アシュワガンダの30日間、補給すると、経口糖尿病薬と同程度の空腹時血糖値の低下の効果が報告されています。(*2)。

3.がん(癌)の抵抗性がある

動物実験では、アシュワガンダが癌細胞の増殖を妨げることも報告されています。

アシュワガンダを摂取すると、活性酸素を減らす物質が増えます。これは癌細胞には有毒ですが正常細胞には有毒ではありません。それは癌細胞が死滅しやすくなる可能性を示唆しています。(*3)さらに、他の動物実験では、乳癌、肺癌、大腸癌、脳と卵巣癌(を含むいくつかのタイプの癌、治療に役立つことが示唆されています。

ある研究では、アシュワガンダ単独または抗がん剤との併用で治療された卵巣腫瘍のマウスでは、腫瘍増殖が70〜80%減少しました。この治療はまた、他の臓器への癌の拡大を防ぎました。

これらの結果をヒトで確認する研究はまだないが、今日までの研究は有望である。

4.コルチゾールのレベルを減らす

心身のストレスを受けたり、血糖値が下がりしすぎていると、「副腎」はコルチゾールを分泌します。ストレスの抵抗と血糖値をあげるために、適度の分泌であれば、問題ありません。しかし、ストレスが過剰になることで、コルチゾールの分泌が過剰になってしまいます。コルチゾール値の慢性的な上昇は、高血糖状態や腹部への脂肪蓄積が進んでしまうことがあります。

アシュワガンダには「コルチゾールレベル」を低下させる効能が報告されています(*3)。

慢性的にストレスを受けている成人を対象とした研究では、アシュワガンダを補給した人は、コルチゾールの減少がみられました。十分な量を服用した人は、平均してコルチゾールの30%減少がみられました(3)。

5.ストレスや不安を軽減する

アシュワガンダの使用でもっとも多いものは、ストレスを軽減する目的で服用されることです。いくつかの研究で、ストレスや不安障害を持つ人々に症状を軽減することが示されています。慢性的なストレスを持つ64人の人々を対象とした60日間の研究でも、不安と不眠症が平均69%の減少を報告しました。

6.うつ病の症状を軽減する

抑制のメカニズムは明確ではありませんが、アシュワガンダ(ashwagandha)がうつ病の症状を軽減させることを示唆されています。

7.テストステロン分泌を上昇させ、精子の質を高める

アシュワガンダのサプリメントには、テストステロンのレベルの上昇と生殖能力を高める効果を持っていることがわかっています。75人の不妊男性の対象にした研究では、アシュワガンダ(ashwagandha)で治療されたグループは、精子数と精子の運動性の改善が報告されています。同じ研究でテストステロンレベルの増加もみられました。

アシュワガンダのハーブを摂取したグループにおいて、血中の抗酸化物質を増やして、精子の質(数と運動性)が高まることが明らかになりました。
アシュワガンダを3ヵ月摂取した後、研究に参加した14%の夫婦が妊娠しました(*4)。

8.筋肉の量と筋力を高める

研究は、アシュワガンダは、筋肉の量と強さが増えたことを明らかにしています。また、体脂肪の減少も2倍以上になりました。*5

9.炎症を抑える

動物実験では、炎症を抑えて、CPR(C型異常たんぱく)の値を減少させ、(免疫細胞の活性を増やすことが明らかにしています(*6)。CPRはあらゆる炎症の所見になり、血液検査で見つかれば、体内のどこかで炎症が起こっていることがわかる指標です。
アシュワガンダには、これらを下げる効能があります。

10.コレステロールおよび中性脂肪を下げる

動物実験では、血中の中性脂肪値を下げることが明らかになりました。実験に使われたラットでは総コレステロールが53%、トリグリセリドが45%近くも低下していることがわかりました(*7)。

11.記憶を含む認知機能を改善する

試験管実験と動物での研究において、アシュワガンダは、血管性の損傷または疾患によって引き起こされる記憶と認知機能の低下を軽減することができることを示唆している。
さらに、有害な活性酵素(フリーラジカル)から神経細胞を保護する抗酸化活性を促進することも明らかにしています。(*8)

病的な状態にしたラットを使った研究では、アシュワガンダで治療したラットの空間記憶障害が、ほぼ完全な回復を示しました。活性酸素の除去による酸化ストレスの減少によって引き起こされたと予測されます(*9)。
成人50人を対象とした別の8週間試験では、1日2回300mgのアシュワガンダの根抽出物を摂取すると、全般的な記憶、作業成績および注意力が有意に改善されることが示されました(*10)。

認知症の予防には他にもビタミンなどの栄養素が欠かせない科学的根拠

認知症は遺伝によるものもあります。

金沢大学の日本医療研究開発機構のサイトより引用します。

ビタミンCがアポリポタンパクE E4保有女性の認知症リスクを下げる可能性を世界で初めて報告

金沢大学医薬保健研究域医学系脳老化・神経病態学(神経内科学)の山田正仁教授、篠原もえ子特任准教授らの研究チームは、認知症の強力な遺伝的危険因子であるアポリポタンパクE(アポE)E4を有する高齢女性において、血中ビタミンC濃度高値は将来の認知機能低下リスクの減少と関連することを世界で初めて明らかにしました。

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とにかく、特効薬や効果的な治療法がない以上、予防第一の認知症。99%の人は「自分は大丈夫」と思っています。でも、日本の認知症患者の人口に対する割合は世界で1番です。

言い換えれば「自分は大丈夫」と油断している人がもっとも多い国と言えます。

12. アシュワガンダ(ashwagandha)は安全

アシュワガンダは、ほとんどの人にとって安全なサプリメントです。ただし、妊娠中や授乳中の女性など、特定の人は服用しないください。そもそも日本では、医薬品に指定されていますので、専門の医師や薬剤師にご相談ください。
慢性関節リウマチ、ループス病、橋本病、甲状腺炎、1型糖尿病などの自己免疫疾患の症状のある人は、、アシュワガンダの使用は避けるべきです。

甲状腺疾患の治療薬を服用している人は、アシュワガンダを服用すると、一部の人では甲状腺ホルモンレベルが上昇する可能性があります。
アシュワガンダには、血糖および血圧のレベルを減らす効果もありますので、同じ薬を服用している場合にも注意してください。
アシュワガンダの推奨用量はサプリメントの種類によって異なりますので、使用上の注意に従って使用してください。

まとめ

僕自身も、科学で証明されていないものに信じない性格です。でも、歴史を振り返ると、現代の生活も100年前から考えると「魔法」や「超常現象」レベルの事象だったかもしれません。新幹線、スマホ、インターネット、今では当たり前のものばかりです。でも、昔は・・・

医学も同じです。全く不治の病だったものが、簡単に治るようになったものもたくさんあります。全て医学で定義される『薬』だけではありません。簡単な栄養の改善で克服したものもあります。戦時中もっとも多くの死亡者を出した原因は「脚気」です。これは当時、原因が解明されていませんでした。脚気はビタミンBの不足で起こってしまいます。現代の生活では、普通に食事している限り、まず起こることがありません。

今、現代の医学で、治せない症状、病気も、医療では対応していない「栄養」「運動」「睡眠」であっけなく改善する可能性を否定するのは全て試してからでも遅くないと思います。

Ashwagandhaはインドのアーユルヴェーダ医学の著名なハーブであり、その健康上の利点のために人気のサプリメントとなっています。
Ashwagandhaは、インスリン分泌と感受性に影響を与えることで血糖値を下げる可能性があります。

アシュワガンダ(ashwagandha)はたくさんの健康上のメリットがある伝統的な薬草です。それは不安やストレスを軽減し、うつ病の症状を軽減し、男性の受胎能とテストステロンを高め、さらに脳機能を高めることも期待されています。
使用上の注意をよく守り、アシュワガンダ(ashwagandha)を補給することで、心身の健康を改善するためにとても有効な方法かもしれません。

参考文献

*1:Effects of Withania somnifera in patients of schizophrenia: A randomized, double blind, placebo controlled pilot trial study
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3757622/

*2:Hypoglycemic, diuretic and hypocholesterolemic effect of winter cherry (Withania somnifera, Dunal) root.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11116534

*3:Molecular targets and mechanisms of cancer prevention and treatment by withaferin a, a naturally occurring steroidal lactone.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24046237

*4:Withania somnifera Improves Semen Quality in Stress-Related Male Fertility.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19789214

*5:Examining the effect of Withania somnifera supplementation on muscle strength and recovery: a randomized controlled trial.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26609282

*6:Effect of Withania somnifera (Ashwagandha) root extract on amelioration of oxidative stress and autoantibodies production in collagen-induced arthritic rats.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19789214

*7:Hypocholesteremic and antioxidant effects of Withania somnifera (Dunal) in hypercholesteremic rats.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16713218

*8:Ashwagandha (Withania somnifera) reverses β-amyloid1-42 induced toxicity in human neuronal cells: implications in HIV-associated neurocognitive disorders (HAND).
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24147038

*9:Oxidative stress induced NMDA receptor alteration leads to spatial memory deficits in temporal lobe epilepsy: ameliorative effects of Withania somnifera and Withanolide A.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22700086

*10:Efficacy and Safety of Ashwagandha (Withania somnifera (L.) Dunal) Root Extract in Improving Memory and Cognitive Functions.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28471731

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

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