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栄養

糖質制限・ロカボで痩せないときに考えること①「クレブス回路」

投稿日:2019年10月31日 更新日:

糖質もしっかり抑えている。

運動もそこそこ取り入れている。

でも体重も体脂肪も減らない。こういうケースが増えています。

なぜ体重が減らないのか、ここでは原因と対策をお伝えしていきます。

糖質オフをして、タンパク質を摂取して、脂質をしっかり摂取する。たしかに、きちんとやれば減量できる女性が多いです。

それはそれでいいんです。代謝の回路がきちんと回っている証拠です。🙂

ただそうでない人がいる。

そんな時に「胆汁酸」の質を考えてみましょう!

代謝とは?

3大栄養素と言われる「糖質・脂質・タンパク質」

これらは、よく口から入りますし、エネルギーにもなります。

そのときに考えるべきなのが上の図。

簡単にいうと、3大栄養素がエネルギー(ATPという)になるためにはアセチルCoAという物質になる必要があります。

ここまででも、ビタミンやミネラルの助けが必要ですが、その説明については別記事で。

アセチルCoAになって初めて細胞(ミトコンドリア)の中に入って、エネルギーの元として使うことができるようになります。

ミトコンドリアとアセチルCoAについて

ミトコンドリアに取り込まれたアセチルCoAは上図のように、クエン酸、アコニット酸、イソクエン酸、オキサロコハク酸,α-ケトグルタル酸,スクシニル-CoA、コハク酸、フマル酸,リンゴ酸、オキサロ酢酸のように代謝されていきます。これをTCA(クレブス)回路と呼びます。

ここで、エネルギー(ATP)のもとであるFADH2やNADH2+を酸性します。

この回路がよく回ると代謝も上がります。逆に「詰まり」があると、エネルギー(ATP)がうまく作られずに代謝が上がりません。

参考までに、エネルギー(ATP)は、この回路で生成されたNADH、FADHから作られます。この回路を電子伝達系と呼びます。

アセチルCoAを代謝させるためには

TCA回路を一見して理解するにはまあまあ、無理がありますので、1つづつ紐解いていきましょう。

アセチルCoAはオキサロ酢酸と反応して、酢酸を作ります。

そして、TCA(クエン酸)回路を回ってエネルギーをつくります。

アセチルCoAはTCA回路に入る際にアセチルCoAアセチル転移酵素(ACAT)という酵素によって、オキサロ酢酸と反応を起こす準備が整います。

ACATと胆汁酸の関係とは?

アセチルCoAアセチル転移酵素(ACAT)に異常があるとクレブス回路がうまく回りません。つまりエネルギー(ATP)やコレステロールの合成、細胞膜への影響を与えます。

この酵素(ACAT)は胆汁酸の分泌とも関わっています。胆汁酸のサプリによって、ACATが活性することがわかっています。さらに胆汁酸の欠乏によって、ACATの異常が起こります。

胆汁酸の働きとは?

胆汁は肝臓で作られ、胆嚢に貯蔵されています。腸管内に分泌され脂質をミセル化して腸管から吸収できる形にします。

同時に、小腸や胆管に存在する最近の脂肪質を溶解して細菌叢の形成を抑えています。

胆汁酸が欠乏するリスク

胆汁酸が欠乏すると、腸内の酸性度が下がり、連鎖球菌・酵母・大腸菌群(E.coli)などの増殖を招いてしまいます。なかでも悪玉細菌が増加するとガンの原因となることもあります。

腸内細菌によってビタミンKが合成されます。

胆汁酸の欠乏による悪性腸内細菌の増加は、「ビタミンK」の欠乏の原因にもなってしまいます。(長期の抗生物質の投与でメナキノン類を産生する腸内細菌が死滅してしまったり、ビタミンKを活性化させる酵素の活性が低下したりすることがあります。)

ビタミンKは脂溶性ですが体内に貯蔵されません。食物に含まれるビタミンKは膵液で分離され、胆汁酸によって混合されて小腸から吸収されます。なので、膵液や胆汁酸の欠乏によって、ビタミンKも不足してしまいます。

ビタミンKの不足によって起こること

ビタミンKの欠乏はグルタミン酸脱炭酸酵素(GAD)の活性を低下させます。グルタミン酸はビタミンK依存性タンパク質でビタミンKによって活性化されGABAへ変換されますが、ビタミンKの不足によりグルタミン酸が蓄積されてしまいます。

グルタミン酸が蓄積された結果、神経細胞が過剰に興奮してしまいます。

人の脳内では神経伝達物質として、ほとんどの場合「グルタミン酸」が利用されています。グルタミン酸と受容体であるN-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)型受容体に結合して活性化します。

このように、隣の神経に情報が伝わります。

記憶や学習はこの情報のやり取りが盛んに行われ、シナプスの繋がりが強くなった結果だと考えられています。

受容体への刺激が弱く足りない場合、シナプスは十分な情報を受けることができなくなり、シナプス自体を維持できなくなってしまいます。しこれは、統合失調症の原因の一つになっている可能性が指摘されています。

逆に、NMDA受容体への刺激が強すぎる場合、神経細胞が刺激に耐えられなくなり、細胞自体が死を選びます。

グルタミン酸の「興奮毒性」と呼ばれるもので、アルツハイマー病や筋萎縮性側索硬化症(通称ALS)の原因の1つという仮説があります。

胆汁酸の効果についてはこちら!

まとめ

糖質制限を厳格に実践しても、体重が減らない理由の一つとして、クレブス回路の停滞があります。

せっかく栄養を考えても「代謝」できない状態だと脂肪燃焼がうまく進みません。

大きな原因として胆汁酸の欠乏や劣化がありますので、胆汁酸をリフレッシュする方法を取り入れてみてください。

 

  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。

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