ビタミンCと白内障のリスク低下について
イギリスの研究によると白内障の原因として遺伝性のものが35%、それ以外は環境要因が関与していて、ビタミンCの摂取量と関係していると報告しています。
要するにビタミンCの適切な摂取が白内障のリスクを下げることを示唆しています。
論文では「この研究の結果は、世界中の高齢者が野菜や果物を増やすなどの単純な食事改善をすることによって、白内障のリスクを下げる可能性を高めることができる」と述べています。
双子を対象にした研究
この研究では以下の点で10年にわたり調査
調査ポイント
イギリスの324組の双子の女性の眼の状態
双子が約60歳になった時の目のデジタル画像
女性のビタミンA、B、C、D、E、銅、マンガン、亜鉛の摂取量
を調査しました。
ビタミンCが白内障リスクを下げた
結果として、より多くのビタミンCを摂取した女性は、白内障を発症するリスクが20%減少したということがわかりました。
10年後の発症リスクは33%減少。
白内障の進行は、遺伝よりも日頃から野菜や果物など、ビタミンCの多い食生活をすることで軽減できる可能性がある。
サプリメントよりも、健康的な食事の方が効果的であると言っています。
なぜビタミンCなのか?
白内障は、長期間にわたる酸化により目の水晶体が濁ってしまうことで発生します。食事から摂取されるビタミンCは、眼組織のアスコルビン酸濃度を高くすることができます、
よって、酸化(加齢)による水晶体の混濁やダメージを軽減、予防することが、研究で示されています。
他の白内障リスク因子
他にも白内障の原因として考えらえるものとして、喫煙と高血糖(糖尿病)もあります。このことから、低糖を意識して、健康的な食事と生活が重要だということがわかりますよね。
日本人についての研究も
引用 https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/295.html 国立がん研究センター 予防研究グループ
ビタミンC摂取と老人性白内障発症の関係についてによって日本人においても、食事からのビタミンCの摂取が老人性白内障の発症率を低下させる可能性があることが示唆されています。
ビタミンCの摂取の仕方についてもっと読む
ビタミンCの摂取量の上限は個人差がとても大きくて飲み方にコツがあります。自分にあった飲み方を把握して、上手にダイエット、健康、美容を手に入れましょう!