クロストリジウム-ディフィシル
腸内に多く見られると、免疫が低下している可能性があります。
加齢とともに多く見られるので、老化の度合いの目安にもなります。
クロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)腸炎は、大腸(結腸)の炎症で、下痢を生じます。
クロストリジウム・ディフィシルが作る毒素によって炎症が引き起こされますが、抗生物質を飲んだ後に、大腸炎を引き起こす可能性があります。
がん治療用の化学療法薬の使用後にも生じることがあります。
加齢とともにリスクが高くなる「老化菌」
この菌による腸炎を発症するリスクと重症化するリスクは、加齢とともに上昇します。
その他の危険因子には以下のものがあります。
危険因子
重度の病気がある
長期にわたる入院
介護施設の入居者
消化管の手術歴
胃食道逆流症や消化性潰瘍疾患などの胃の酸性度を低下させる病気がある、または治療のための薬を摂取している
まとめ
抗生剤を飲んだり、逆流性食道炎などの治療でお薬を飲んでいる人は注意が必要です。
加齢とともに免疫が落ちると増えてしまうので、定期的にチェックしましょう。