皆様はご愛飲の焼酎に、「甲類」と「乙類」という区別が存在することをご存じですか? これらは見た目には似ていますが、原料や製法には独特の特色がございます。 実は1949年に定められた酒税法上の分類からきており、今回はその詳しい解説をさせていただきます。 焼酎甲類について 焼酎甲類は、かつて「新式焼酎」として知られていました。 これは、伝統的な焼酎と比較して「新しい」という意味を持ちます。その最大の特徴は、連続式蒸留機での蒸留です。 発酵後の醪(もろみ)は、複数の蒸留塔に連続して供給され、高度な技術を駆使して ...