免責事項この記事には広告が含まれます

40代・ダイエット ビタミン

ビタミンB2が「発育ビタミン」「美容ビタミン」である理由を調べた結果

広告

ビタミンB2が「発育ビタミン」とか「美容ビタミン」と言われる理由を調査した結果が笑えた

結論から言うと、ビタミンB2が欠乏すると成長期における発育障害をはじめ、口角炎、口唇炎、皮膚炎などが起こることは明らかですが、そのメカニズムを証明した研究はありません。残念。

疲れがでやすい時に飲んでいます。

ただ、疲労回復や他のビタミンとの関係で明らかな部分もありますので、効果も含めて、できる範囲、わかる範囲で調べてみました。(^。^)

ビタミンB2とは?

ビタミンB2 (Vitamin B2) は、リボフラビン (Riboflavin) 、ラクトフラビン(Lactoflavine)とも呼ばれています。

ビタミンB2が多く含まれる食物には、卵や乳製品、納豆などがあります。

ビタミン剤や栄養ドリンクなどを飲んで、おしっこが黄色くなるのは余分なビタミンB2が排泄されている証拠です。

ビタミンB2は水溶性ですので、過剰に摂取してもオシッコと一緒に排泄されてしまうので、過剰摂取による症状が起こりにくいですが、体内に溜まらないので不足しがち。

補酵素としてのビタミンB2

ビタミンB2はリン酸化によりフラビンモノヌクレオチド (FMN)に、またアデニンと結合してフラビンアデニンジヌクレオチド (FAD)に変換され、補酵素として働きます。

補酵素として以下の代謝に関係します。

補酵素としての働き

脂肪酸代謝(β酸化)
ピルビン酸代謝(解糖系)
α-ケトグルタル酸代謝(TCA回路)
アミノ酸代謝(異化)

ビタミンB2が不足するとこれらの代謝がうまく回らずに、エネルギー不足や疲労感、皮膚や粘膜の代謝が障害されてしまいます。

ビタミンB2が不足すると疲労しやすくなる理由

ビタミンB2は以下のエネルギー代謝の補酵素として働きます。

TCA回路が回らないと元気のもと、ATPがきちんと作られなくなります。

なので、ビタミンB2が不足することで疲労しやすくなったり、活発に動く人は不足する可能性が高くなります。

脂肪酸代謝におけるビタミンB2の働き

体の中にある脂質の多くは中性脂肪(グリセロールと脂肪酸のエステル)として存在しています。

脂肪からエネルギーを作り出すために、脂肪酸(カルボン酸)の形にする必要があります。

脂肪はリパーゼという酵素によって脂肪酸に分解されます。

この脂肪酸からエネルギー作り出すメインが「β酸化」です。

β酸化では、炭素二個分の単位で順次分解されて生成した「アセチルCoA」がTCAサイクルという代謝経路に入ってエネルギーが生成されます。

簡単にいうとアシルCoAをアセチルCoAに換える反応をβ酸化といいます。

ビタミンB2は脂肪をエネルギーに変換するために必要です。

疲労を感じるなら摂取したいです。

ビタミンB2の抗酸化作用

コレステロールや中性脂肪といった脂質が、活性酸素によって酸化されたものの総称を「過酸化脂質」といいます。

中性脂肪由来の過酸化脂質は細胞内で活性酸素(スーパーオキシドアニオン)を発生させる。それが核内のDNAを損傷させる作用を持つため、がん発生原因のひとつであると考えられています。

また、コレステロールが一部酸化されてできた過酸化脂質(LDL:低比重リポ蛋白質)が、血管内膜と中膜の間に蓄積した結果、動脈硬化を誘引する原因ということがわかっています。

ビタミンB2は過酸化脂質を減らす抗酸化作用を持っています。

ピルビン酸代謝におけるビタミンB2

 

アミノ酸代謝におけるビタミンB2の働き

ビタミンB6との関係

ビタミンB6の活性形態であるピリドキサール5'-リン酸(PLP)は、遺伝子の発現の調整に関わり、合成から分解までのほぼすべてのアミノ酸代謝に関与します。

ビタミンB6をピリドキサール5'-リン酸(PLP)に変換するには、FMN依存性酵素であるピリドキシン5'-リン酸酸化酵素(PPO)が必要になります。

ナイアシン(ビタミンB3)との関係

アミノ酸のトリプトファンからナイアシン含有補酵素のNADとNADPを合成するためには、FAD依存性酵素のキヌレニン(3-)モノオキシゲナーゼを必要とします。

リボフラビンが欠乏することで、トリプトファンからのNADやNADPの合成を減らし、ナイアシン欠乏症のリスクを上げる可能性があります。

保湿に関わるビタミンB2

1.皮脂

ビタミンB2が不足すると皮脂の調節がスムーズに行われなくなり、脂漏性の皮膚炎や湿疹、ニキビ等が生じやすくなります。

2.NMF(天然保湿因子)

NMFとはNatural Moisturizing Factor(天然保湿因子) の略で、皮膚に元来備わっている保湿成分の総称です。

角質細胞中に存在して水に馴染みやすく、吸湿・保水力の高い成分です。

ケラチンとともに皮膚の保湿と柔軟性を高めます。

顆粒層内のプロフィラグリンというタンパク質が分解されてできたアミノ酸が成分の4割を占めます。

このときにビタミンB6誘導体(トリスヘキシルデカン酸ピリドキシン)がプロフィラグリンを増やすという研究もあります。

その他にはピロリドンカルボン酸、乳酸、尿素などの水溶性成分が含まれています。

NMFが不足すると角質層保湿機能が低下して乾燥肌になりやすくなります。

まとめ

ビタミンB群がタンパク質の代謝に関わっているのは明確なので、細胞の再生などに関わっているのでしょうねー。

「わかっていない」という結論にたどり着くまでに3日かかりました。(^。^)v

たしかに、論文やブログ読んでも、同じレベルのことしか書かれていなかったです。

証明されていないからこそなんですね。納得。

関連記事

免疫事項

  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。