日常生活において、あらゆるものが便利になっていますよね。
そのお陰で、確かに時間の節約ができて、生活に多様性を持つことができています。
一方で、その便利さによって、体を動かす機会がすごく少なくなっています。
運動不足の傾向は加齢に伴って、顕著になっていきます。
運動習慣がないと、筋力や心肺機能が衰えるだけではなく、肥満傾向も強くなり、いろんな病気の引き金にもなってしまいます。
それだけに、健康を維持するためには、栄養の正しい情報と、毎日の運動も欠かせません。
「行動体力」と「防衛体力」とは?
健康を維持するためには、体力が必要です。
『体力』とは具体的には何をさすのか?
体力には「行動体力」と「防衛体力」と呼ばれる2種類があります。
行動体力とは?
「行動体力」とは、行動を起こして、持続して、時にその行動を修正して、正確にしたり、スムーズに行う力のことを指します。
具体的には、筋力、持久力、瞬発力、敏捷性、平衡感覚、器用さ(巧緻)、柔軟性、意志、判断力、意欲などが挙げられます。
健康維持のために、心身の体力・スタミナが重要な要素となります。
防衛体力とは?
防衛体力とは、ウィルス、病原菌や身体のストレス、精神的なストレスに対する抵抗する力、健康状態を保つための自動で調節する適応能力(体温調節など)のことをいいます。
防衛体力は通常、レントゲン検査や心電図などといったメディカルチェックによって評価されます。
身体的要素と精神的要素がある
もう少し細かくすると、
「行動を起こして活動するための能力」= 行動体力
身体的要素 筋力・持久力・柔軟性・平衡性・敏捷性など
精神的要素 意欲・判断・意思
「基本的な生命活動を維持するための生存能力」=防衛体力
身体的要素 ・気温の変化に応じて体温調整する力 ・病気に対する免疫力 ・身体的ストレス(筋肉痛など)に対する 抵抗力 など
精神的要素・不安や緊張に対する抵抗力 など
行動体力と防衛体力の関係
行動体力を向上すれば、同時に防衛体力も向上します。
要するに、運動不足を解消して身体能力を上げることが、心身の健康を維持することに繋がります。
感染予防が騒がれていますが、ウイルスに勝つためには、 防衛体力を高めることが必要になります。
ステイホームは家に閉じこもることを意味していません。
防衛体力を強化するためには、家の周りを散歩をしたり、ジョギングをすることも有効です。
運動不足では、免疫力も低下してしまいますので。
継続が肝心
運動はいきなりハードなことを取り入れるよりも、長く継続できることが重要。
そのためには、無理ない範囲で少しずつでもいいので、毎日続ける。
毎日が辛いなら、最低でも週に2回は実践することから始める。