認知症は、気付かないうちに進行していることが多いです。「自分は大丈夫!」というの過信が手遅れになってしまいかねません。まずは予防、早期発見です。
自分では気づかないこともありますので、高齢のご家族がいる場合にはチェックしてあげてください。
免責事項をお読みくださいね。
下の質問をチェックしてみてください。
ポイント
- 同じことを言うようになったり、聞いたりする
- 物や人や行事の名前が思い出せない
- 置き忘れ、しまい忘れが以前より目立つ。
- 趣味や物事への関心や興味がなくなった。
- 自己管理ができなくなり、だらしなくなった。
- ルーティン、日課にしていたことをしなくなった。
- 時間や場所がすぐに出てこなくなった。
- 近所に出かけて、家に帰ってこれなくなり、道に迷った。
- 財布やお金、高価なものを盗まれたという。
- 怒りっぽく、言葉が荒くなった。
- 玄関の鍵をつけっぱなし、やかんを空だきする、風呂の水を入れっぱなしなど。
- 3つ以上の手順があることが詰まることが多くなったり、できなくなった。
- 夜中に急に起きたり、大きな声で騒ぎ出す。
上の質問で3つ以上あてはまった方は、まずは悪化しないための予防が必要です。予防のための食事、運動、睡眠があります。海外ではごく当たり前の認知症対策ですが、日本の病院ではほとんど指導されません。
鍼(はり)の刺激は認知機能の低下予防にも!頭のモヤモヤをスッキリ
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認知症の予防にはビタミンが欠かせない科学的根拠
認知症は遺伝によるものもあります。
ビタミンCがアポリポタンパクE E4保有女性の認知症リスクを下げる可能性を世界で初めて報告
金沢大学医薬保健研究域医学系脳老化・神経病態学(神経内科学)の山田正仁教授、篠原もえ子特任准教授らの研究チームは、認知症の強力な遺伝的危険因子であるアポリポタンパクE(アポE)E4を有する高齢女性において、血中ビタミンC濃度高値は将来の認知機能低下リスクの減少と関連することを世界で初めて明らかにしました。
とあります。ビタミンCは水溶性のビタミンです。個人によって摂取の量が10倍ほど違う場合があります。まずはご自身に不足しているもの、その量を把握することが必要です。
ビタミンの不足を検査するキットも購入できます。ネット経由なのでプライバシーも保護されます。ご両親や祖父母が認知症だという方は、ビタミンの不足を知っておくことも予防の第一歩だと思います。
ビタミンの検査キットについて詳しく知りたい方こちらからどうぞ。
ビタミン・ミネラル15種類の栄養吸収量がわかる尿検査キット【VitaNote】
とにかく、特効薬や効果的な治療法がない以上、予防第一の認知症。99%の人は「自分は大丈夫」と思っています。でも、日本の認知症患者の人口に対する割合は世界で1番です。
言い換えれば「自分は大丈夫」と油断している人がもっとも多い国と言えます。
専門医に相談する場合は、以下の病院リストを参考になさってください。
認知症の場合は、精神科、神経内科や認知症外来、もの忘れ外来などの専門外来もあります。
糖尿病、高血糖は認知症のリスクが2倍に跳ね上がるたった1つの理由
炭水化物や糖質の過剰摂取は体内のタンパク質を糖化させてしまいます。糖化は老化の原因となり、ほとんどの生活習慣病のリスクを高めてしまいます。
中でも、糖尿病では認知症の有病率が九州大学の久山町研究にて明らかになりました。
引用:久山町研究 http://www.hisayama.med.kyushu-u.ac.jp/research/disease02.html
上の図からわかることは、血糖値が高くなるほど、糖代謝状態が悪くなるほど、脳血管性認知症やアルツハイマー病の発症率が高くなるということがわかります。
アルツハイマー病患者の脳内には、アミロイドβという「脳のシミ」「老人斑」があるのですが、これが認知機能を低下させる原因として考えられています。そして、その周辺にAGEsの蓄積が見られています。
糖化と認知症の関係について
2017年9月11日~13日、東京ビッグサイトで開催されたダイエット&ビューティーフェア2017で同志社大学生命科学部 酸化ストレス研究センターチェア・プロフェッサー教授である八木 雅之氏が「糖化は老化~最新研究からの考察」というテーマで認知症について以下のようなことを述べている。
認知症は「脳の糖尿病」ともいわれ、実際に、アルツハイマー型認知症の人は脳のAGEsが正常の人の3倍も多いことも分かっている。
引用:認知症、老化物質AGEsが健常者の3倍多い ~認知症は「脳の糖尿病」、抗糖化対策で防止
https://www.health-station.com/new218.html
このことは脳のタンパクが糖化して「AGEs」が溜まった結果、アルツハイマー病を発症したのか、アルツハイマー病が発症すると「AGEs」が蓄積されるのかは、今のところ不明でです。因果関係はともかくとして、AGEsは糖化の結果、起こってしまうことなので、予防第一のアルツハイマー病、認知症では、糖質の過剰摂取を避ける方が良さそうです。
認知症予防のための食事の仕方についてもっと知りたい方はこちら
体にAGEsを溜めない生活習慣が認知症予防に繋がります。
脳のタンパク質の糖化を抑える薬はないの?
糖化を防いでくれる成分を脳に届けることができればいいのでは?
と考えたいところですが、そう簡単ではありません。
脳の血管には、脳を有害物質から守るために「血液脳関門 (blood-brain barrier : BBB) 」というシステムがあります。いわゆる「関所」の役目を果たします。このBBBの仕組み関しては明らかにされていないことが多いので、脳内のタンパク質の糖化を抑えることのできる物質の発見がされて劇的に改善するかもしれません。
アルツハイマー病の中心的な症状は、「いつ」(曜日、日時、季節)、「どこで」(場所、方角)、「だれと」(相手)がわからなくなることです。「あれ?」と感じる前に、糖質の摂取の仕方と適当な運動を取り入れてほしい。
どんな病気でも同じですが、まずは予防です!特に記憶が曖昧になってしまう認知症では、まさしくMUSTです!
簡単にまとめると・・
□ 余分に摂取した糖を消費するための運動を習慣づける
ストレッチ、ウォーキング、階段昇降、ヨガ、エクササイズなど
□血糖値を上げない食事を習慣づける
糖質の量を見抜く、1食、または1日の糖質量の把握
最低限の健康を維持するためによく言われていることに糖質の意識を取り入れるだけです。このことが、認知症や老化予防に繋がるということが、「糖化」研究の成果から明らかになっています。
まとめ
アルツハイマー病、認知症はまずは予防第一。糖尿病や血糖値が高い状態だと、認知症へのリスクが高くなってしまう。
だから、糖質を抑えた食事をすることが第一!
大阪府八尾市、東大阪市付近に物忘れ外来など専門の病院は以下の通り。
さんぽうクリニック 072-990-5331
内科, 心療内科, 皮膚科
大阪府八尾市荘内町2丁目2-36
中田こころのクリニック 072-970-6805
精神科, 心療内科
大阪府八尾市東本町3-6-26 レークランド喜多1F
医療法人健医会 松井医院 072-995-0880
内科, 消化器科, 小児科
大阪府八尾市太子堂5丁目1-38
ほりい内科・整形外科クリニック072-943-0072
内科, 外科, 整形外科, 消化器内科, 肛門科, 皮膚科
大阪府八尾市恩智北町1丁目73
社会医療法人医真会 医真会総合クリニックス 072-948-0708
内科, 外科, 神経内科, 脳神経外科, 呼吸器科, 消化器科, 腎臓内科, 循環器科, 心臓血管外科, 小児科
大阪府八尾市沼1丁目68-64
医療法人清心会 八尾こころのホスピタル 072-949-5181
心療内科, 精神科, 神経内科
大阪府八尾市天王寺屋6丁目59
医療法人 知行会 森上内科糖尿病クリニック 06-6746-0555
内科, 糖尿病内科
大阪府東大阪市南鴻池町2-2-12
医療法人秀和会 川端医院 06-6781-1188
内科, 外科, 整形外科, 皮膚科, 泌尿器科, リウマチ科
大阪府東大阪市御厨栄町2-13-26
光貴会 しんいけクリニック072-987-0505
内科, 外科, 泌尿器科, 整形外科, リウマチ科, 放射線科
大阪府東大阪市新池島町2-13-21
医療法人幸志会 もり内科クリニック06-6723-0980
内科, 小児科
大阪府東大阪市中小阪1丁目18-7
社会福祉法人天心会 小阪病院 06-6722-5151
精神科, 神経科, 内科
大阪府東大阪市永和2-7-30
医療法人桃桜会 わたなべメンタルクリニック 06-6618-0556
心療内科, 精神科
大阪府東大阪市長堂1丁目12-1 メゾン・ド・ヴェール グリーンの館2階
くどうまさしげ診療所 06-6618-0960
心療内科, 精神科, 神経内科, リハビリテーション科
大阪府東大阪市森河内西2丁目33-12
医療法人再生会 そばじまクリニック 06-4309-2525
内科, リウマチ科, 脳神経外科, 整形外科, リハビリテーション科
大阪府東大阪市荒本北2丁目2-6 クリニックコート東野1F・2F
医療法人孟仁会 東大阪山路病院 072-961-3700
内科, 外科, 脳神経外科, 循環器科, 整形外科, 皮膚科, 泌尿器科, 耳鼻いんこう科, リハビリテーション科, 放射線科
大阪府東大阪市稲葉1丁目7-5