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【 亜鉛の効果・効能】40代女性がきれいになるための亜鉛13のメリット

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亜鉛不足で考えられること

亜鉛は生体内微量元素です。成人の体内には約2g存在します。

亜鉛を必要とする酵素は体内に300種類以上あります。

亜鉛はこれらの酵素を活性させます。アポ蛋白の構造を安定させたり、触媒反応に作用しています。

また、亜鉛はタンパク質の立体構造において、zinc finger(亜鉛タンパク質)と呼ばれる堅く安定した構造を形成できます。
DNAポリメラーゼなどでは酵素を形成する際に不可欠なミネラルです。

ほかに、細胞内外においてシグナル因子としても機能しています(亜鉛シグナル)。

亜鉛シグナルは細胞の増殖、分化、アポトーシス、小胞体ストレスといった基本的な恒常性にかかわります。
さらに生理的には免疫、神経、成長、骨格、内分泌等に関わっているので、亜鉛シグナルが破綻すると様々な疾患・症状を引き起こしてしまいます。

遺伝子の本体でもあるDNAはRNAというたんぱく質へと転写されます。そのときに目印として働いているのが亜鉛のたんぱく質です。

タンパク質はDNAの膨大な情報から作られます。このとき、DNAの情報があまりにも膨大すぎて直接DNAからは生成できません。
少しでもスムースにたんぱく質を生成するために、DNAの情報を要約したものがRNAです(転写)。

転写する際に、亜鉛タンパク質(ジンクフィンガータンパク質)はDNAの複雑で膨大な情報を正確に転写するための目印として働いています。

亜鉛が不足すると転写がうまく実行できない可能性ができてしまいます。

転写がうまくいかないと、タンパク質が生成されなくなり、病気などの悪影響が出てしまいます。

亜鉛はタンパク質の体内生成で重要な役割を果たしています。

亜鉛はDNAそのものを合成するDNAポリメラーゼや、RNAを合成するRNAポリメラーゼなどのサポートもしています。

味覚障害

食べ物の正しい味がわからないという味覚障害も老化現象の一つとして考えている人が多いかもしれません。しかし最近では20代の若い人たちにも味覚障害の症状が現れています。

その原因は亜鉛の長期的、継続的な不足によって味を感じる細胞(味蕾)が破壊されてしまうことにあります。

さらに亜鉛はタンパク質の合成に必要なので、新しい細胞を作ることもできなくなってしまいます。結果として、味を感じるための細胞も作ることができなくなってしまい、味覚障害になってしまいます。

味覚障害の原因の6割が亜鉛不足によるものだと考えられています。

がんのリスク

ガンの原因となり得る活性酸素のなかでも極めて反応性の高いものに、スーパーオキシドアニオンラジカル、ヒドロキシラジカルがあります。
強力な酸化力で遺伝子を傷つけたり細胞膜を破壊したりします。

もちろん活性酸素には体にいい影響を与える面もあります。

体内には活性酸素を消去するスカベンジャーと呼ばれる機能も備わっています。

スーパーオキサイドアニオンラジカルを分解するSOD(スーパーオキシドジムスターゼ)をはじめ、鉄とマンガンを含むカタラーゼ、セレンを含むグルタチオンペルオキシターゼ(glutathione peroxidase)などの酵素が活性酸素を除去する働きがあります。

SOD にはマンガンや銅、亜鉛が含まれています。
細胞の破壊を抑制するために亜鉛が必要ということになります。

細胞分裂の際には多くの酵素が働きますが、亜鉛にはそれらの酵素を活性化させる働きがあります。

さらに、亜鉛にはタンパク質の構造を安定化させる役目もあります。

DNA の複製を司るポリメラーゼも亜鉛を必要とする酵素ですし、ポリメラーゼの働きを促進するためにも亜鉛が必要です。

つまり亜鉛が不足するとDNAの複製に支障をきたし、細胞の突然変異を誘発します。結果的にがんを発症させるリスクが高くなってしまうということ。

亜鉛を適切な量を摂取するれば、ガンの可能性を低下させることができるということです。

糖尿病のリスク

インスリンの機能不全は糖の代謝、脂肪の代謝、タンパク質代謝に悪影響を与えます。
なので、糖尿病には恐ろしい合併症が多数存在します。

糖尿病の原因は、「膵β細胞からのインスリン分泌の低下」と「末梢組織でのインスリン感受性の低下」という説明がされてきました。

しかし、最近の研究では「亜鉛分泌が少ないことによって起こる肝臓でのインスリン代謝の亢進」も糖尿病発症に関わっていることが明らかになってきました。

亜鉛があることで肝細胞へのインスリンの取り込みと分解が抑えられる。だから、末梢でのインスリン量を保つことができて、過剰にβ細胞からのインスリン分泌が抑えられるということわかってきてます。

動脈硬化のリスク

動脈硬化の原因の一つとして酸化 LDL があります。これは活性酸素などフリーラジカルの作用によって、LDL(低比重リポたんぱく)が酸化変性されたものいいます。

酸化LDLは血管壁を傷つけ、健康な血管が本来持っている血管拡張作用を損ないます。結果動脈硬化につながってしまいます。

活性酸素を除去する作用のあるスカベンジャー SOD が働くには亜鉛が必要であるということは前述の通りです。

風邪をひきやすい

体内に抗原という異物(細菌やウィルス)が入ってきた時に、その情報はすぐに体内の「 T 細胞」「B細胞」と呼ばれるリンパ球に伝えられます。
抗原に対抗するための抗体を作り、ウイルスや病原体をやっつけてくれます。

このうち「T細胞」は体内に亜鉛が不足するとうまく作用しません。

T細胞は胸腺という臓器で作られます。亜鉛不足になると胸腺自体が萎縮してしまい、T細胞をうまく働かせることができなくなってしまいます。

T細胞がうまく働かないと免疫機能が低下してしまいます。

ウイルスに抵抗できなくなって、風邪をひきやすくなります。風邪を年中、引きやすいという方は亜鉛不足に陥っている可能性が高いかもしれません。

精力減退

成人男性の体内には約2gの亜鉛が含まれています。
最も多く亜鉛を必要としているのは、精巣や前立腺などの性線。

精巣は精子を作ったり、男性ホルモン(テストステロン)の合成も行なっています。テストステロンは男性の性欲に関与するホルモンですので、亜鉛が不足すると性欲が低下したり、勃起不全を起こしてしまいます。

性交不能にもなってしまいかねません。

その上、亜鉛が不足すると精液の濃度が薄くなり、精子の運動力も弱まります。生殖能力そのものが低下してしまいます。
かつては、精子の数は1億個以上あることが普通でしたが、最近の調査では6000万〜8000万個ほどしか精子がいないことが判明しています。

アメリカでは亜鉛は古くから「セックスミネラル」として知られています。

日本人の食事では亜鉛は不足しがちです。また、ストレスは亜鉛を大量に消費させてしまいます。

適量を摂取できていない可能性が高いといえます。

さらに、成長期に亜鉛が不足すると性器の発育不全が起こることもあります。

生理不順

亜鉛は黄体形成ホルモンや卵胞刺激ホルモンの働きを助けます。

黄体形成ホルモンは脳下垂体から分泌して性線を刺激し、性ホルモンの分泌や排卵を促進します。
つまり亜鉛が不足している女性は、性ホルモンの分泌が抑えられるため、月経周期の乱れが生じ、生理不順になりやすくなっています。

卵細胞刺激ホルモンは。卵巣内で未成熟の卵胞の成長を刺激し成熟させます。
亜鉛が不足すると卵子が成熟しにくくなり、妊娠が難しくなると言えます。

食生活の変化や無理なダイエットが原因で、亜鉛が不足する傾向がありますので、女性にとっては特に亜鉛の摂取には気をつけるべきです。

早産

女性が妊娠するとそれまで以上に亜鉛が必要となります。
亜鉛は受精卵が細胞分裂を繰り返す際に欠かせないミネラルです。

さらに胎児が成長する際には、成長ホルモンが働きますが、それを助けるのも亜鉛です。

乳児は成長のために体重あたりで成人の2~3倍量もの亜鉛を必要とします。
そのため、母乳に亜鉛が不足しやすくなります。亜鉛が欠乏した場合は、乳児に皮膚炎や脱毛、下痢、成長障害といった重篤な症状を招きます(低亜鉛母乳)。

目の異常

亜鉛は網膜細胞の代謝を高める作用があります。
同時にビタミンAの代謝を促進する働きもあります。

なので夜盲症の治療にはビタミンAと亜鉛の不足両方を疑います。

また、白内障はレンズの役割を果たす水晶体が白濁してものが見えにくくなる病気です。は水晶体が白く濁るのはタンパク質の変性が原因です。

亜鉛をタンパク質の合成には欠かせませんので、摂取すると予防になります。
健康な水晶体には炭酸脱水酵素(働くために亜鉛が必要)が豊富に含まれてることから、水晶体が正常に機能するには亜鉛が欠かせません。

肌荒れ

皮膚は体中の中でも最も新陳代謝が盛んな組織のひとつです。細胞分裂の際に亜鉛が働くのは前述の通りです。
皮膚細胞の新陳代謝がスムーズに行われずに、皮膚の組織が入れ替わらないと、古い皮膚組織がいつまでも肌の表面に留まることになります。

結果として、肌荒れの原因になってしまいます。

シミやソバカスの原因であるメラニン。
亜鉛にはメラニンの代謝を促す役割もあるので、一度できてしまったシミやそばかすも消し去る可能性もあります。

抜け毛・脱毛

髪の毛は毎月1〜1.5cm程度伸びます。毛根にある毛母という部分で作られた毛髪組織は先につくられた組織をどんどん押し上げながら伸びていきます。

毛母に存在する亜鉛の量が少ないと髪の伸びが悪くなり、また抜け毛も多くなります。
亜鉛が不足すると抜け毛が増えるだけでなく、髪質も悪くなり、白髪も増えます。

髪の色は髪に含まれるメラニン色素の量によって決まります。亜鉛にはメラニンを作る働きがあり、髪が黒いほど亜鉛の含有量は多くなります。

花粉症

亜鉛には免疫機能を正常化する働きがあるので、花粉症にも一定の効果があります。

亜鉛を多く含む食品

特に多いものとしては牡蠣、あわび、カニ、するめ、豚レバー、牛肉、卵、チーズ、高野豆腐、納豆、えんどう豆、切干大根、アーモンド、落花生などです。

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  • この記事を書いた人

杉本敏男

大阪八尾市でダイエットと腰痛を栄養で解消する整体院を経営しています。身体だけでなく精神的な痛みや疲れも栄養を変えれば大抵は改善してしまいます。もしあなたがどこへ行ってもよくならない、痛みを抱えておられるのであれば当院へ一度、お越しください。