もちろん個人の差はありますので、その辺はご了承下さいね!
糖質制限で体重が減らない時の7つの間違い
① 炭水化物だけを抑えているから
② イメージ先行の食事?
③ 飲み物の糖質量は結構高い
④「睡眠」が及ぼす体重への影響
⑤糖質制限で体重が減らない女性特有のホルモンのバランス
⑥糖質制限ダイエットで体重が減らないなら生理前かも?
⑦糖質制限で体重が減らないとき、鉄不足も考える
この記事の編集者
柔道整復師、はり師・きゅう師 杉本接骨鍼灸院 院長 杉本敏男
北海道大学、アリゾナ州立大学を経て、柔道整復師の国家資格を取得、その後柔道整復師養成学校の立ち上げ、教員を経験ののち栄養をベースに健康になるための整体を広めている。
院長
糖質制限で体重が減らない時に考えること
糖質制限はとても理にかなったダイエット法です。よく比較されるのはカロリーでのダイエット方法。カロリーを制限するダイエット方法はたくさんありますが、糖質制限のやり方はたった一つです。
しかし、間違った方法が紹介されていることも事実です。この記事では正しい糖質制限の実践する方法を紹介しています。
きちんと実践できているのであれば、ダイエットを成功させる方が多いです。当院では糖質制限を基準にしてダイエットのコースを組み立てています。そのおかげで、年間数百人のダイエット 成功者を出しています。
しかし、糖質制限しても全然体重が落ちないと言う場合も何度か経験してきました。この経験をあなたにもシェアしてもらってぜひ糖質制限を実践してダイエットを楽勝で成功させてください。
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糖質制限で体重が減らない時の7つの間違い
糖質制限で体重が減らない時に見直してもらいたいポイントが7つあります。以下にまとめました、一つ一つ確認しながら行なっていきましょう。必ず結果がついてくるはずです。
体重が減らない時のチェックポイント
① 炭水化物だけ抑えている
② イメージだけ
③ 飲み物は?
④ 睡眠
⑤ ホルモン
⑥ 生理について
⑦ 代謝が落ちている
500人以上の方をカウンセリングさせてもらって、わかったことがあります。確かに糖質制限とか炭水化物ダイエットが流行ったおかげで、一度は試される方が多いです。さらに少し実践して効果はあったけど、続けていないという方も多いということがわかりました。
糖質制限や炭水化物の摂取量を減らしましょうというのは、一時期のダイエット目的の為だけじゃなく、その後の健康を維持、増進していくために取り入れないといけません。だから、食事について、もしくは栄養についての行動と意識を変えないといけません。
① 糖質制限ダイエットで体重は減らないのは「炭水化物だけを抑えているから」
「食事の際に炭水化物を摂取しないでおけばそれでいい・・」という勘違いです。炭水化物というとみなさんは、白米、パン、パスタなどを思い起こすと思います。いわゆる主食ですよね。これらを抜いていくことに間違いはないのですが、それだけで安心してはいけません。そもそも炭水化物と言うのはいわゆる主食だけでなく、野菜全般も炭水化物に含まれます。
炭水化物とは食物繊維+糖質のことをいうので、ここで間違いが起きやすいです。主食だけでなく、他の炭水化物も注意が必要になります。
糖質を多く含む野菜をつい食べちゃっている
ジャガ芋、さつまいも、かぼちゃ、玉ねぎ、パプリカ、人参、レンコンなどがあります。
カレーや酢豚などを作ればこういう野菜はふんだんに含まれています。中でもじゃがいもは糖質が多く含まれています。じゃがいもを使う料理にはカレーに加えて、ポテトサラダ、ポテトフライ、コロッケなどがあります。
野菜は特に「健康にいい」というイメージがありますが、実際は糖質をかなり摂取している可能性があります。
主食をさけてもフライドポテトやポテサラを結構食べているなんて方も多いかもしれません。主食を避けたからといって、上記のようなものを大量に摂取していると糖質が過剰になります。結果として、余分な糖質は体脂肪として体内に蓄えられてしまいます。
とはいえ、あれもこれもと覚えて食事の管理をするのは大変です。
だからこそ、専門家の知識を借りながらダイエットが出来れば楽勝だとおもいます。
中途半端な糖質制限ダイエットを実践している人は筋肉の衰えに注意してください。糖質制限を中途半端にすると、「糖新生」という反応が体内で起こり、筋肉を分解してエネルギーを作ろうとします。結果として、体重が落ちたとしても、綺麗に痩せられなかったという人は近くにいませんか?
② 糖質制限で体重は減らないのはイメージ先行の食事?
春雨スープ、豆乳、バナナ、トマト、ドライブルーツ、玄米、はちみつなどなど糖質制限を実践している方でも多くの方が「これなら大丈夫だろう・・」と言う、イメージで判断されている場合があります。根拠もあまり考えずに、「なんとなくそうなんだろうなあ」という思い込みは、努力をしていても結果に繋がりにくくしてしまいます。
カロリー制限や流行りの単品ダイエットもイメージ先行で流行ってしまうこともあります。
健康にいいから!ってイメージで糖質量を見落とす
有名人が成功したから、「あんな太っている芸人でも痩せれたんだから私にもできるかも」、「テレビでお医者さんがいいって言うてた」なんてことをやっていませんか?芸能人が痩せて取り上げられることもありますが、その裏でどういったことが起こっているかなんてわかりません。
商品ありきでダイエット していることもありますので要注意です。最近では当てておくだけで腹筋が割れると言う商品があります。太った元Jリーガーがお腹を引き締めた!なんてやってますが、画面の下の方を注意深くみてくださいね。「適切な食事指導もやってます」みたいなことがきちんと書かれています。この部分でどれくらいの努力をしているかは定かではありませんし、絶対に表に出てきません。
あるのは「その商品を使ってから、その効果かどうかわからんけど、他にも色々努力した結果、痩せた」ということだけです。
「流行りのダイエット」ではない
「単品を食べて痩せた」というダイエットの方法も同じです。1つのものを毎日のように食べてれば極端な話、「栄養失調」になります。痩せているのではなく、枯れていってしまっている可能性が高いです。そんな状態から、食事を元に戻せば一気に栄養を吸収してリバウンドしてしまいます。
おそらく経験があるのではないでしょうか?こういう残念な結果にならないために、食品に含まれる糖質をしっかりと見抜くことこそが、糖質制限ダイエットを成功させる鍵なのです。
じゃ、トレーニングと糖質制限で芸能人や著名人を次々にダイエット に成功させているラ○ザップがいいんじゃないの?って思われるかもしれません。
ライ○ップも確かに糖質制限を実践指導しているようですが、個人的な調べによると○イザップなどのトレーさんにはこの知識はありません。カウンセリングでおおよその食事制限については説明があるようですが、肝心のトレーナからは栄養についての指導はないようです。
結果が出ないと、食べるものがキュウリとモヤシだけになるそうです。
糖質制限では糖質を抑えるだけでなく、脂質、タンパク質を適量摂取する必要があります。適切な栄養を摂取することで、健康的に代謝が上がって、適正体重に落ち着きます。だから、大金をはたいて、すごいトレーニングと食事制限をしても、一見痩せていっているように思います。
しかし、同時に痩せにくい体を作っていることになります。結果として、食事や運動をやめてしまうとリバウンドします。
糖質さえ見抜いて、必要量で抑えていると体重は落ち着いてきます。
はちみつなら大丈夫・・・
トマトなら大丈夫・・・
とは安易に受け入れないで、しばらくはこれにはどれくらい糖質が含まれるんやろ?と疑って見ることが必要です。
3つ目の勘違いは食べ物はかなり気をつけている、食品もお買い物をする時にはきちんと確認していると言う方でも、減らないと言う場合は次の理由も考えられます。
それは、飲み物です。
③ 飲み物の糖質量は結構高い
ファンタやコーラなど甘いジュースなら「飲んだらあかんよな」とわかると思います。ダイエット中でなくてもそういうジュース類を避けている方も多いと思います。しかし、意外とここにも落とし穴があって、野菜ジュースや100%果汁ジュースなら健康に良いと思い込んで摂取している方も多いです。
しかし、コンビニでよく見かける細身のパックの野菜ジュースや果汁100%の飲料水(200ml)中にも意外に糖質が含まれています。コンビニに良く売られている100%のオレンジでも10gくらいの糖質を含みます。牛乳もコップ1杯に10g程度の糖質を含みます。豆乳も5g程度は含みます。
スムージーや味付きの水にも同じことが言えるので糖質量を確認するようにしましょう。
糖質ゼロの飲料水にも注意が必要です。
糖質制限で体重が減らない時のノンシュガーのわな
「糖質ゼロ」「ノンシュガー」「シュガーレス」「無糖」といっても実は、「100gまたは100ml中に糖質・または糖類が0.5g以下の場合には表示してもいい」ということになっています。
500mlのペットボトルを1日に2本飲んだとして、最大5g程度摂取している可能性もあります。
ここまで注意できるようになれば、体重を落とせるようになります。
しかし、それでもまだ落とし穴があります。
それは・・・
④「睡眠」が及ぼす体重への影響
当院の患者さんでも痩せにくい人の特徴は、夜勤が多い人、寝ない人、夜更かしする人です。睡眠がいかに重要かは最近になって、たくさんの医師が訴えるようになりました。
「睡眠の質」をどうやって高めるか?
睡眠の質は「長く寝ること」で得られません。寝るタイミングと深さです。お仕事が遅くなる人には少しハードルが高くなってしまうかもしれませんが、12時までに寝る。これがまず第1条件です。12時までに寝ることは、人の体には日概リズムというものがあります。
簡単にいうと、日が昇って目が覚めて、暗くなって眠くなる。そういうリズムを調整しているホルモンがあります。メロトニンというホルモンです。このメロトニンは幸せのホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌と関連してます。セロトニンが働くのは主に日中のやる気や幸福感に関係しています。
これらのホルモンがきちんと分泌されることで、体が回復したり、ストレスへの抵抗を強くします。夜更かしをすることでこのバランスが崩れてしまいます。ストレスへの抵抗が下がり、イライラしてつい甘いものを欲しがる・・なんてよく聞くダメなパターンでしょ?
女性の場合、他にも月の生理周期がありますから、ただでさえ、ホルモンの影響を受けやすいと言えます。夜更かしすることでホルモンのバランスを悪化させてしまい、代謝が下がり、ダイエットがうまく進まないこともあります。さらに、眠りの深さも大事です。
糖質制限で体重が減らないなら見るべき「睡眠の深さ」
眠りに入って「90分」がゴールデンタイムです。
最初の90分にもっとも成長ホルモンが分泌されます。この時の深さによって成長ホルモンの分泌量が変わってきます。深ければ深いほど分泌されます。しかもこの成長ホルモン1回の睡眠中で目覚めるまでに何度か分泌を繰り返します。その量も最初の90分の量が多ければ多いほど、増えます。
最初の90分の眠りの質をあげるには体温をしっかりとあげることです。お風呂に入ると眠たくなりますよね?それにもきちんと科学があります。簡単にいうと深部体温と表面の体温の差が少なくなると眠気を感じます。脳が眠りスイッチを入れます。
深部体温と表面体温の差は通常2度程度ありますが、お風呂に入った後は深部体温が下がり、この差が縮まります。子供が手足の温度が高くなってるのが眠気のサインと言いますよね?あれと同じです。
手足には毛細血管がたくさん集まっています。そこへ血流が集中することで手足が温かくなり、同時に深部の熱が放散します。お母さんは子供が眠たくなるのも経験的にはわかっているのです。決まった時間にお風呂に浸かることで、決まった時間に入眠しやすくなります。
睡眠の質を高めるために、お風呂にタイミングよく入り、決まった時間に眠ることは基礎代謝を高めます。
⑤糖質制限で体重が減らない女性特有のホルモンのバランス
特に更年期の前や最中なら尚更です。40歳を越えて筋肉の代謝が落ちるということと更年期によるホルモンバランスのくずれということがかさなり体重が全く減らないことがあります。全身の基礎代謝が落ちてしまうので、ダイエットは難しくなります。40代の女性にダイエットで悩まれる人が多いのはこのせいでもあります。
こういった基礎代謝が落ちる時期に努力をしても体重は全く減らないこともありますが、だからといって、あきらめて何でも食べて良いか?というとそうではありません。糖質制限してを更年期から糖質をカットをしておくことは閉経してからの健康を考えるとしておいたほうが良いといえます。
と言うのは、代謝が落ちて、糖質を30代までと同じように摂取していると脂肪が身体に蓄積されてしまうだけでなく、高血糖、高血圧、高脂血症など生活習慣病の原因となりかねませんので 体重の増減だけでなく将来の健康のことを考えて糖質の摂取量を控えておくべきです。
基礎代謝を上げる方法としては、運動が手っ取り早いです。しかし、続かなくては意味がありませんので、ご自身にあった日課にできる運動を取り入れるようにしましょう。自宅でできるストレッチの画像もプレゼントしていますので、コメント欄に「ストレッチ動画希望」とおっしゃってください。
⑥糖質制限ダイエットで体重が減らないなら生理前かも?
生理前になると女性の場合、甘いものを食べたくなる、疲れやすくなる、イライラするなどの症状を訴える方が多いですよね。
これもきちんと生理学で説明できます。
生理前にはプロゲステロンというホルモンが分泌されます。このホルモンば分泌されるとインスリンの効果が低くなります。インスリンが効きにくい状態とは、すなわち血糖値が上がりやすい状態です。血糖値が上がりやすいので、インスリンは頑張って分泌して血糖値を下げようとします。
血糖値が一気に下がることで、お腹が空いたり、甘いものを食べたくなったり、気分が悪くなったりします。こういう現象は特にタンパク質の不足と糖質の過剰摂取があります。生理前に甘いものを摂りすぎていると、悪循環に陥ります。
タンパク質はアミノ酸が結合したものです。
アミノ酸には「必須アミノ酸」と「非必須アミノ酸」があります。
トリプトファンという必須アミノ酸が不足するとセロトニンやメロトニンが作られなくなりますので、生理前の症状が強く出てしまいます。さらにトリプトファンが十分に存在しても、補酵素であるビタミンB群が欠乏しているとトリプトファンはセロトニンやメラトニンになれません。ここで問題になるのは糖質を分解してエネルギーに変換するのにビタミンB群が働きます。すなわち、糖質過多になるとビタミンBが消費されます。
ビタミンBが足らないと脳内の伝達がうまくいかなくなりイライラします。
イライラすると夜も眠れなくなります。眠らないと痩せにくくなります。眠らないことで日中の活動のクオリティが下がります。
日中の活動の質が下がると夜眠れなくなります。・・・・・これが繰り返されます。
ダイエットだけでなく、メンタルや身体にも影響が出ます。体重を減らす目的で糖質制限をしてくださって、その生活の良さを体感してもらえると一生続けられると思います。
だから、勘違いをなくして、糖質制限ダイエットを成功させてもらいたいと思います。
⑦糖質制限で体重が減らないとき、鉄不足も考える
女性の場合は特に、鉄が不足します。生理で毎月鉄を失いますし、妊娠、出産を経験すればなおさら鉄不足が深刻です。ある統計に夜と日本人女性の99%は鉄が不足しているといいます。
「え、私貧血じゃないから、鉄足りてるよ」って思われるかもしれませんが、貧血でないからといって鉄が足りているとは限りません。鉄には大きく分けて2種類あります。いわゆる、鉄は血中の鉄です。血液検査で項目としてあるのは血中の鉄のヘモグロビンの値です。
多くの女性に不足している鉄は貯蔵鉄、フェリチンと言います。フェリチンが足らないことで様々な症状が心身ともに起きてしまいます。ダイエットに不可欠な代謝が落ちてしまうのも、鉄が足らないと起きてしまいます。
糖質制限で体重が減らないという時には、鉄の補給にも気をつけてください。
糖質制限で体重が減らないなら、脂肪の摂取量にも気をつける
女性の場合であれば、目安として、1日で50g程度の脂肪を摂取するようにします。不足してもエネルギーが足らなくなってしまいますので、注意が必要です。カロリー制限では脂肪がたくさんの油物を控えるようにしますが、脂質は効率の良いエネルギー源ですので適量は摂取する必要があります。
脂肪の摂取が苦手という方でも、オリーブオイルなどを使用して、ドレッシングなどを作ると比較的摂取しやすいと思います。油をとれば脂肪に変わるという方もいらっしゃると思いますが、あくまでも過剰摂取が問題です。1日の運動量、消費カロリーに対してオーバーすれば脂肪が体に蓄積してしまいます。その目安量として、運動をそれほどしない女性の場合は50g程度です。
通常のとんかつで約30g程度、串カツ1本5g程度の油が含まれます。参考までに。
糖質制限時では、エネルギーが脂質に頼らないといけなくなります。糖質を抑えることばかりに目を向けていては、体重は減ったとしても、女性の場合はお肌はガサガサ、髪の毛はパサパサになってしまいかねません。脂肪をつけないで、綺麗に痩せるためには糖質制限を正しく実践する必要があります。
糖質制限で体重が減らない時の落とし穴
糖質制限の落とし穴、初期に体重がガクッと減るのは「水」
糖質は、過剰摂取分は肝臓や筋肉で「グリコーゲン」という形でいざという際に備えて蓄積されています。このグリコーゲンには大量の水が含まれているので、糖質制限をやり始めると、体の中に溜められている「糖質(グリコーゲン)」が使われます。
糖質制限を始めると、体重が3~5kgガクッと落ちるのは、このグリコーゲンが減っている場合があります。それまでの食事の仕方や運動量、筋肉の量にもよります。糖質制限に否定的な意見を持っている人は、この点でダイエットの効果を疑います。しかし、体内の脂肪を燃焼させやすくするためには、必要な準備です。
ただし、糖質制限をやり始めに、ガクッと落ちてそのまま勢いよく体重が減っていくということではありません。
正しく糖質制限を実践できれば、トレーニングや激しい運動をしなくても、日常生活レベルの活動で脂肪は燃焼されていきます。
なので、この記事を読んでくださっている方には、誤解をせずに、健康的なダイエットを行うために糖質を制限してください。
減っているのは「水」ということで、「なーんだ」と思わずに、糖質制限が上手にすすめられている証だと思ってください。むしろその状態にならないとよほど運動を取り入れないと脂肪が燃焼されません。
糖質制限で体重が減らないなら個人差を把握する
糖質制限をすると体が脂肪燃焼モードになります。なので、普通の生活をしていても体重は徐々に減っていきます。ただ、ここには個人差があります。
性別、年齢、体格、運動量(消費エネルギー)、代謝、ホルモンバランスなどによって、脂肪の燃焼の度合いが違ってしまいます。
男女間の違いは一番わかりやすい差だと思います。体重にしめる筋肉量では男性の方がどうしても女性のそれをうわまります。筋肉量は代謝を左右しますので、脂肪の燃焼は男性の方がうまくいきます。つまり男性の方がダイエットしやすいというわけです。
女性の場合は、一般的には筋肉量が男性に比べて少ない上に、生理周期、更年期、ストレスなど他の要因により代謝量が変化してしまいますので、体重減少に個人差が大きくなってしまいます。
糖質制限で体重が減らないのは女性が多い
結婚後、妊娠、出産、育児に追われて運動どころじゃない女性が多いと思います。この点でも、男性より10代や20代前半と同じ筋肉量を維持することは難しいはずです。つまり女性の方が圧倒的にダイエットにおいて個人差が大きくなってしまいます。
糖質制限をしても、3〜5キロから落ちない・・という場合には積極的に運動を取り入れる方がダイエットは成功します。とはいえ、激しいトレーニングは必要ありません。
糖質制限で体重が減らないなら停滞期かもしれない
糖質制限を実践して順調に痩せてきていても、ある日から急にどう頑張っても体重が落ちなくなってしまうことがあります。いわゆる停滞期というものがあります。一人でやっていると嫌気をさして糖質制限をやめてしまう人が結構多い。
停滞期は脳があなたの体が飢餓状態になっていると判断し、体脂肪をできるだけ燃やさないように抑えている期間でもあります。すなわち人間本来備わっている機能によるものなので抵抗することはできません。
しかし停滞期であっても糖質制限を実践し続けていると乗り越えることができます。体重の減少の度合いが落ちてきた時こそ少し体を動かすなどのタイミングだと思ってください。体を動かすことで体内にある脂肪が燃焼しやすくなります。
糖質制限で体重が減らない時に考える脂肪の種類
体脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪の2種類があります。糖質制限を始めるとまず内臓脂肪が減少していきます。そして遅れて皮下脂肪が燃焼し始めます。だから人によって個人差はあるものの内臓脂肪がある程度をして行くと次に皮下脂肪を燃焼し始めるまでに少し時間がかかってしまうことがあります。
もしかすると頑張っているあなたも、この脂肪の燃焼の切り替えに気付かずにダイエットを諦めてしまっているかもしれません。皮下脂肪は内臓脂肪よりも燃焼しにくく頑固です。しかし直接刺激を入れることで燃焼しやすくなります。直接刺激とは腹筋であったりエステの揉み出しなどがあります。腹筋を取り入れたトレーニングやお風呂に入った時にお腹の脂肪をもみもみするのも効果的です。
糖質制限で体重が減らなくてイライラするくらいなら食べてみる
チートデイという考え方もあります。チートデイとは 人の体が本来備えている生理機能を利用した停滞期を脱出するための方法です。
一週間のうち一日か二日だけ糖質を解放します。特に糖質制限を厳しくしている場合は効果が高くなります。厳しい糖質制限とは1日にほとんど糖質を取らないような状態。具体的には60 グラム以下での糖質制限の実践者です。
そういう厳しい糖質制限を一週間のうち5日続けて残りの2日もしくは1日だけ炭水化物やスイーツを取るようにします。それでも1日100 Gグラム程度までにすること。この世にチートデイを実行すると体が飢餓状態でないと認識し、体に溜まった余分な体脂肪を燃やす準備をします。
ただ一度糖質やスイーツを解放してしまうと糖質を抑えることに慣れた脳が再び糖質中毒になってしまわないように注意は必要です。
糖質制限で体重が減らなくてどーしてもの時には「レジスタントスターチ」
「レジスタントスターチ」とは白米で言うと温かい炊きたての白米よりも冷めた冷たい白米の方が血糖値の上昇を緩やかにしてくれるという考えです。白米に含まれるデンプンは一旦冷やされると消化吸収されにくいでんぷんに変わります。
これは白米だけでなく他の炭水化物例えばパスタやラーメンなども同じ効果が期待できます。とはいえラーメンやパスタが冷めてしまえばノビてしまうので美味しくありませんが。
どうせチートデイを設けるのであればあえて血糖値が急に上がるようなだん水化物や糖質を摂取するのではなくレジスタントスターチのような血糖値が緩やかに上がるような食べ物を選ぶことをお勧めします。
さらに糖質制限ダイエットが成功して理想の体重になってからも、レジスタントスターチを主食として摂取することも血糖値を急激に上げないということで体にとってはいいと思います。とはいえ炊きたてのご飯は美味しいですけどね。
糖質制限で体重が減らない:まとめ
糖質制限でダイエットが成功しないのは、いくつか問題があります。その問題はこれまでの常識による刷り込みに起因しています。3食食べなさい、カロリー制限、1食の分量、やさいはヘルシーなどは一度疑ってみるべきです。
また、途中までうまく減量できていたのに、停滞してしまった。という場合もあります。女性の場合は、ダイエットが順調に行かない停滞期は必ず存在します。停滞期になるとどうしても焦ってしまい、リバウンドをしてしまうケースがあります。停滞期でもやることがありますので、その辺も近くの専門家を頼ってみるべきだと思います。
停滞期を乗り越えるためには適度な運動をすることもおすすめです、ダイエット目的の運動は、持続できるものにしてください。
そのために食べ物に含まれる糖質量を見抜く目を養ってください。
糖質制限を通して、口に入れている糖質量をきちんと把握することが、健康への1番の近道です。
糖質制限で体重が減らない理由はやり方が間違っているだけ
糖質制限を実践して体重が減らないなら、それは、ズバリ!「やり方が間違っています。」
糖質制限は生化学的に根拠のある食事方法です。単なるダイエット方法の1つとして見てしまうと、減量がうまくいかないことがあります。もし、あなたが糖質制限を実践しても体重が減らないとすれば、やり方が間違えているだけです。
正しいやり方とその根拠がわかればダイエットは成功しますし、一生リバウンドもありません。もちろん個人差はあります。
糖質制限で体重が減らないなら、痩せる方法を実践した女性の口コミ
40歳を超えて、ホルモンバランスが崩れやすくて代謝が上がりにくくても、糖質制限を実践して成功した女性の口コミはこちらです。