この記事の編集者
柔道整復師、はり師・きゅう師 杉本接骨鍼灸院 院長 杉本敏男
北海道大学卒、アリゾナ州立大学にてアメリカの介護、スポーツについて研究。帰国後、はり師・きゅう師、柔道整復師の国家資格を取得、柔道整復師養成学校の立ち上げ、教員を経験ののち栄養をベースに健康になるための認知症予防、糖尿病予防、ダイエットの整体を広めている。
院長
僕はおばあちゃんが大好きでした。
両親が小さな工場を経営していることもあり、よく母方のおばあちゃん家へ預けられていました。
僕のおばあちゃんは「あん摩マッサージ指圧師」の免許を持っていたこともあり、自宅でマッサージをしていました。とても腕がよく近所では評判で忙しそうにしていて、お小遣いも、いつもたっぷりくれていました。
四天王寺さんで事故にあってから
ある時、おばあちゃんが83歳の時に四天王寺さんに一人でお参りに行った時に交通事故にあってしまいました。その時には骨盤骨折と言う重症を負ってしまい、しばらく入院することになりました。
高齢ということもあり手術せず保存療法での茨木市の入院をしていました。病院まで1時間以上かかってしまいますが、ちょこちょこ時間を見つけてお見舞いには行っていました。
最初の頃は気を使って「もう来なくていいよ」とは言ってくれていました。
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徐々にわからなくなる
僕も仕事をしていたこともあり、そうそうは行けなかったのですが元気そうにしていたので安心していました。お見舞いの間隔が数週間空いてしまった時に、少し僕と弟の名前を間違えることがありました。その時は何も思わなかったのですが、徐々に進行してしまっていたのだと思います。入院するまでは名前を間違えるなんて一切なかったので。
そうこうしている間に、退院して自宅療養することが決まりました。その時にはもう自分が病院にいるかどうかということもわからなかった状態です。 しかし自宅に帰ってくると、名前を間違えるなどがなくなりごく普通に生活していました。その間に僕自身に子供ができて孫の顔を見せることができました。
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なんで、そうなる?
自宅療養が始まってしばらくした時に、おばあちゃんの咳が止まらなくなり、検査をすると末期の肺がんとのことでした。骨折で入院した時に分からなかったのかと疑問に思いましたが。その時には医者に言われた寿命は「もって半年」ということでした。結果的になくなるまでに2年以上ありました。
今度は桃谷の病院へ入院することになりました。入院すると生活に刺激がなくなるせいか、お見舞いに行くたびに名前を間違えたり、名前を言えなかったり、誰か分からなくなったりと認知の状態が悪化して行きました。
自分ではできないことがどんどん増えていきます。
服が着れない、トイレもいけない、どこかわからない、自分の子供や孫がわからない。
悲しい思い出>楽しい思い出?
亡くなったのはある年の8月13日。そばにいれなかったのはとても残念な記憶として残っています。しかしそれよりも悲しいことは、お見舞いに行っても名前も顔も分からなくなっていたことです。お見舞いに行っても昔話どころか今の話も通じなくなってしまいます。
おばあちゃんの頭の中では、僕の存在すらなくなってしまっています。
うちのおばあちゃんは高齢で認知機能の低下に陥りました。しかし、世間ではもっと若い年齢で同じ状況もしくはさらに悪い状況に陥ってしまう人がたくさんいます。
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悲しい想いをしないでください
残念ながら効果のある薬はゼロです。改善をするどころか、進行を遅らせるものもありません。でも病院の治療では薬を出されるだけです。
しかしこれは日本の医療においてのみ。アメリカではもう少し進んでいる医療があります。
アメリカでは遺伝性のリスクも、検査して予防することも常識になりつつあります。日本の医療事情ではこれが一気に広まることは期待できません。もしあなたが認知症やアルツハイマーの予防や改善に興味があればお話をお伺いできませんか?
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海外では当たり前の鍼灸(はりきゅう)施術の効果
スペインや中国では、代替医療の筆頭として鍼灸治療が知られています。日本ではその歴史は長いものの、医療事情によりなかなか広まりません。西洋医学では難治でも、東洋医学なら可能性もあります。私が5年住んでいたアメリカでも、健康維持に関しては、鍼灸(はりきゅう)施術は認知されています。日本の方が遅れていると感じました。
海外の認知症事情を詳しく調べたい方をこちらもご覧ください。
【認知症】鍼(はり)刺激が認知症を改善する!2つの海外論文の報告
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認知症予防プログラム
認知症は遺伝によるものもあります。
金沢大学の日本医療研究開発機構のサイトより引用します。
金沢大学医薬保健研究域医学系脳老化・神経病態学(神経内科学)の山田正仁教授、篠原もえ子特任准教授らの研究チームは、認知症の強力な遺伝的危険因子であるアポリポタンパクE(アポE)E4を有する高齢女性において、血中ビタミンC濃度高値は将来の認知機能低下リスクの減少と関連することを世界で初めて明らかにしました。
とあります。ビタミンCは水溶性のビタミンです。個人によって摂取の量が10倍ほど違う場合があります。まずはご自身に不足しているものを把握することが必要です。
ビタミンの不足を検査するキットも購入できます。ネット経由なのでプライバシーも保護されます。ご両親や祖父母が認知症だという方は、ビタミンの不足を知っておくことも予防の第一歩だと思います。
ビタミンの検査キットについて詳しく知りたい方こちらからどうぞ。
ビタミン・ミネラル15種類の栄養吸収量がわかる尿検査キット【VitaNote】
とにかく、特効薬や効果的な治療法がない以上、予防第一の認知症。99%の人は「自分は大丈夫」と思っています。でも、日本の認知症患者の人口に対する割合は世界で1番です。
言い換えれば「自分は大丈夫」と油断している人がもっとも多い国と言えます。
予防の知恵を知りたい人は他にはいませんか?
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喜びの声(あくまでも個人の感想です!)
3食食べることが健康だと思っていました。
これまでは、食事が認知症の予防につながるなんて思いもしませんでした。
自分も親も心配だった
介護不安が少し楽になりました。
ご家族の喜びの声
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